1/24, 25にアクセスできなくなっていましたごめんなさい。また来てね。

富岡製糸場へ行ってきたよ

今回、予定してなかったけど、急きょ、訪れた場所があります。

 

それは、世界遺産「富岡製糸場」。

 

門構えはひっそりしていたので、まあ正直こんなものかって思ってました。

 

でもね。この先がすごい奥行きなんですよ。

 

広さは東京ドーム1個分でもまだ余るんですよ‥。

 

  

ここは、「東置繭所」。一番最初に目に飛び込んできた建物で、国宝です。

 

2階には、文字通り繭を置いていて、1階で作業していたそうです。

 

そして、この広大な工場を設計したのは、フランス人のオーギュスト・バスティアン。

 

至る場所に見られる煉瓦は、フランス人技師が日本人に教えて焼き上げていたのですね。

 

そして、このレンガの積み方も「フランス積み」と呼ばれるものです。

 

検査人舘。

 

日本の政府は、フランスから、多くの生糸の技師や工女呼んでいました。

 

その技師さん達が寝泊まりしていた建物です。

 

コロニアル様式、と呼ばれる建物の構造になっています。

 

繰糸所。ここも国宝です。

 

丸い屋根瓦が見えますが、あれは、日本の夜明けをイメージして丸くしたそうです。

 

繰糸場の内部。天井は特徴的な「トラス構造」になっていました。

 

繰糸場の中。両側に、糸を繰る機械がずらっと並んでいました。うつくしーぬ。

 

  

ここで、繭から生糸を作り出していたのです。

 

この繰糸機の仕組みを聞くと、無駄が一切ない。本当によくできてる!

 

この工場ができた後、日本の絹糸の性質や出荷量がぐんと上がり、

 

世界一の輸出国となりました。いや、ほんとすごいな。パワーある話だわ。

 

それらの機械を動かすために使っていた、通称「ブリュナエンジン」。

 

西繭置所。(国宝)

 

2階は貯繭庫。このように、袋(繭袋)に繭を入れて貯蔵していたのです。

 

ちなみに、お蚕さんは1匹ではなく、家畜と同じ1頭という数え方なんだって。

 

2階から見た風景。手前のでっかい鉄の桶は「鉄水溜」。

 

製糸に必要な水を入れておくためのものです。造船の技術を駆使して作られました。

 

中央の煙突は、繭をかびさせないようにするための何か。忘れちゃった(笑笑

 

煙突の高さは、約37mあるそうです。

 

  

社宅。当時の生活(昭和30〜40年ぐらい)が再現されています。

 

こんな感じで。

 

ざっと見て回っただけでも、1時間はゆうに過ぎます。とにかく広いんだよ。

 

ワカドリは、団体ガイドさんツアーを申し込んだので、

 

実際は、もっと時間がかかってました。でも、様々なことが知れてよかったです。

 

そういえば。

 

途中、道路の案内板に『富岡製糸場』と、日本語と英語表記に続き、

 

なぜか、フランス語『Filature de soie de Tomioka』と書いてあるのを見て、

 

なぜにフランス語なのか?‥と、不思議に思ってました。

 

でも、富岡製糸場を見学して、一気に謎が氷解した!

 

製糸場建設の総指揮を務めた人が、フランス人、ポール・ブリュナ氏だったからなんですね。

 

このブリュナ氏は、当時の内閣総理大臣とほぼ同じ給料をもらっていたそうです。

 

国は、諸外国に劣らない日本にしたい、という思いがあったからでしょうね。

 

そして、ブリュナ氏も、

 

それだけ手厚く国から雇って貰えば、そりゃ技術の遂を極めたものを教えるし、作るわな。

 

働いていた工女たちも、「一級」「二級」「三級」とあって、

 

一級工女になれば、給料も上がるけど、

 

自分の実家へ戻り、富岡で学んだ技術を教える指導者になっていました。

 

皆が頑張れば頑張るほど、幸せになったんですねえ。

 

そんな考えることもあり、とても充実した見学となりました。

この記事を書いた人

ポケモン、Pokemon Go 、ポケモンカード、ドラクエ10で遊んでます♪
好きなポケモンはブイズとヤドン。
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工作(スクラップブック、ジャンクジャーナル、折り紙、ビーズアクセ)、読書、小物程度のお裁縫が好き。
ポケモンのカロスを舞台にした、二次創作小説を書いています。

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