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地下神殿の心臓部へ!首都圏外郭放水路「ポンプ制覇コース」に行ってきました

埼玉県春日部市にある、首都圏外郭放水路。

通称「地下神殿」。

巨大な柱が立ち並ぶ地下空間の写真を見て、以前から一度行ってみたいと思っていました。

そして今回、ついに行ってきました!

しかも選んだのは、地下神殿を見るだけではありません。

「ポンプ制覇コース」

巨大ポンプ、特殊ガスタービン、地下神殿(調圧水槽)。

そして最奥部のインペラまで見ることができる、盛りだくさんのコースです。

 

「地下神殿」が何のためにあるのか

最初は展示室で、首都圏外郭放水路がどんな施設なのか説明を受けます。

ここでは精巧なミニチュアを使って、地下放水路の構造を教えてもらいました。

首都圏外郭放水路は、大雨による洪水から周辺地域を守るための治水施設。

増水した川の水を地下トンネルへ取り込み、

調圧水槽を経て、江戸川へ排水することで洪水被害の軽減を図っています。

つまり、あの「地下神殿」は、ただの巨大な地下空間ではなく、

大雨の時に大量の水を受け止め、流すための防災施設。

そう考えると、見え方がちょっと変わってきます。

超厚水槽に溜まった水を送り出すための、ゲートを開け閉めする「ラック棒」。

施設の外にある建造物で、この施設に入る前に目につく場所にあったのですが、

個人的にすごくエモい作りだと思いました。

 

巨大ポンプ4台が並ぶ「心臓部」

続いて向かったのは、地下にあるポンプ室。

そこには……

巨大なポンプが4台!

ずらりと並んでいます。

ここが、首都圏外郭放水路の排水設備の「心臓部」。

さらに、このポンプを動かすための特殊ガスタービンについても説明を受けます。

正直に言います。

機械部分を見ても、

「……すごい機械だ」

としか分かりませんでした(笑)。

特殊ガスタービンは、撮影禁止でしたが、

でも、巨大な金属の機械がずらりと並んでいる光景は、ものすごい迫力です。

スチームパンクが好きな人や、映画「AKIRA」の巨大機械みたいなものが好きな人には、

かなり刺さる空間なんじゃないでしょうか。

私は機械の構造を理解できていないのに、

「この先に何か秘密基地があるんじゃないか」

みたいな気分になっていました(笑。

 

ヘルメットとヒップウエーダーを装備!

ここからが、いよいよ本番。

ヘッドライト付きのヘルメットを装着。

さらに、

ヒップウエーダー

という、太ももあたりまである長靴のような装備を着用します。

そして……。ここから、116段の階段を下りて地下神殿へ。

地上からどんどん地下へ。

階段を下りきると、そこには――。

地下神殿、すごい

……すごい。

もう、それしか出てきません。

巨大な柱。高い天井。

果てしなく続くように見える空間。

写真では何度も見ていたはずなのに、実際にその場に立つと、スケール感がまったく違います。

柱が巨大すぎて、頭の中の縮尺がおかしくなる。

「人間って、こんな巨大なものを地下に作ったのか……」

と、しばらく呆然としてしまいました。

ちなみに、この巨大な柱は高さ18m、幅2m、長さ7m、重さ約500トン。

59本が天井を支えています。

この神殿の柱の前では、私はこんな小さな存在なのです。

この日は先日の豪雨の影響もあり、調圧水槽には泥や水が少し残っていました。

それもまた、ここが実際に水を受け止める「現役の防災施設」なんだと感じさせます。

見学中には自由に撮影できる時間が15分ほどありました。

もちろん写真も撮ったのですが……。数分で撮影をやめました(笑)。

残りの時間は何をしていたかというと、

神殿の奥を眺めたり、天井を眺めたりしていました。

なんというか、

「創造の神様が降りてくる」

みたいな気分になっていたんですよね(笑)。

その時の私の写真。目が完全に現実を見てないんだよね。

どこ見てんだ(笑。

地下神殿の最奥部へ

そして、さらに奥へ進みます。

ここで見るのが、

インペラ(羽根車)。

インペラとは、調圧水槽に集まった水を江戸川へ送り出すための巨大な羽根車です。

この首都圏外郭放水路には、1秒間に最大200㎥の水を排水できるポンプ設備があります。

ざっくり言えば、

1秒で25mプール1杯分!

……と考えると、その凄まじさが分かります。

そんな量の水を動かすんですよ。そりゃ巨大な機械も必要になるわ。

水の中を進んでインペラへ

インペラを見るためには、水のたまった場所へ入っていきます。

水深はおよそ50cm。

ヒップウエーダーを履いているので水は入ってきませんが、

冷たい!

そして、水の中を進むのが意外と大変。

水圧もあって、なかなか前に進みません。

めっちゃブレてる(笑。

必死に歩いている私を後ろから撮影した写真があるのですが……。

めっちゃガニ股(笑。

優雅な地下神殿探訪のイメージが、一気に消える後ろ姿です。

そして、ようやくインペラへ。

「これが、あの大量の水を江戸川へ送り出しているのか……」

と思うと、ただの巨大な羽根車には見えません。

 

自然の力に対抗するための巨大な機械

今回、実際に施設を見学して、改めて思ったことがあります。

首都圏外郭放水路は、自然災害と戦うための施設というより、

自然の力を受け流すための施設

なのかもしれません。

大雨が降る。

川が増水する。

その大量の水を地下へ逃がす。

勢いを弱める。

そして巨大なポンプで江戸川へ流す。

そのために、地下には巨大な水槽があり、

巨大な柱があり、巨大なポンプがあり、特殊なガスタービンがあり、巨大なインペラがある。

自然の力を「受け流す」ために、

人間もまた、ものすごいスケールのものを作らなければならなかった。

そう考えると、地下神殿の美しさだけではなく、

自然の怖さも感じます。

外に出たら、現実は猛暑でした

地下神殿から地上へ戻ってきました。

外気温、

33℃。

暑い。

めちゃくちゃ暑い。

さっきまで地下にいたから、なおさら暑い。

そして、

ヒップウエーダーが暑い。

長靴も重い。

ヘルメットも蒸れる。

地下では「神殿すごい……」と夢見心地だったのに、地上に出た瞬間、

「あっつ……」

と現実に引き戻されました(笑。

でも。

行ってよかったです。

写真で見るだけでは分からない、あの巨大さ。

ガスタービンエンジンの音や空気、匂い、水の冷たさ。

実際に自分の足で地下へ降りたからこそ分かるものがありました。

そして最後に、解説してくださったスタッフの方がおっしゃっていた言葉を。

「災害をひとごとだと思わず、防災意識を持ちましょう」

地下神殿は、ただ「映える巨大建造物」ではありません。

今も、私たちの暮らしを洪水から守るために働いている、

防災のための地下施設です。

今回、実際にその中へ入ってみて、そのことを少しだけ身近に感じることができました。

すごかったなあ。

……そして、めちゃくちゃ暑かった(笑。

この記事を書いた人

ポケモンが好きで、主にPokemon Goで遊んでます。
好きなポケモンはイーブイ&フレンズ、アマルス。
以前は、ドラクエ10をプレイしていました。

ポケモンのカロス地方を舞台にした、二次創作小説を書いています。創作に役立つかな、とフランス語の勉強を始めました。

趣味はスクラップブック。文房具とビーズ集め。

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